Financial Independence,
Retire Early
経済的自立による仕事の早期引退
FIREを目指して投資!
このような考えで投資をされている方、たくさんいるのではないでしょうか?
その投資方法でFIREに到達できますか?FIREまでの道のりが見えていますか?
将来に向けて投資信託でインデックス投資を始めた!でも、いつまで積み立てればいいの?換金するタイミングってあるの?
と思う方、多いのではないでしょうか?
僕も投資を始めたばかりの頃、同じことを思っていました。
今でも、本当に正しいのか迷う時もあります(笑)
投資において、「出口戦略」というのは大切なもので、いわゆる目標みたいなものでしょうか。
- 積立投資をして●歳までに資産を●●万円!
- 高配当投資で毎年●●万円配当金目標!
という明確な目標を持っている方は出口戦略がしっかりと定まっていて素晴らしいと思います!
出口戦略がまだ定まっていない方は
「4%ルール」を学んでみてください!
本記事では投資における出口戦略の基本的な考え方の2つの3.5%ルールについて説明をします。
僕自身も将来的にはこの4%ルールに基づいて、投資している資産を使って人生を豊かにしていきたいと考えています。
海外の有名な研究と書籍を基に説明をします。
何事においても「出口戦略」はとても重要。
しっかりと定めることで継続するモチベーションにもなりますので、ぜひ最後まで読んで、皆さん自身の「出口戦略」を考えてみてくださいね。
それでは、よろしくお願いします!
FIREとは?
冒頭でも紹介しましたがFIREとは
Financial Independence,
Retire Early
経済的自立による仕事の早期引退
経済的自立(FI)というのは
「生活費以上の収入を不労所得で得ている状態」
働かなくても生活費に困らないから、仕事を早めに引退するよ!自由な生活をします!
って言うのがFIREです。
出口戦略の超基本!投資における2つの4%ルール
まず最初に注意点です。
有名な研究データ、有名な書籍共に、アメリカのものです。
全てアメリカの株式や債券に投資をして、資産は「ドル」をベースとした考え方となっています。
毎年の資産の4%を取り崩す方法
こちらのFIREに関する本から紹介する1つ目の3.5%ルールです。
定率で1年に資産総額から3.5%ずつ取り崩していく
アメリカの株式投資、債券市場の長期間のデータから
株式のリターンは1年間に平均7%
債券のリターンは1年間に平均4%
であるとされています。
株式と債券を50%ずつ保有していたとしたら、
1年間のリターンは投資額の5.5%が平均値となっています。
こんな考え方から生まれたルールです。
取り崩した3.5%の現金が自分自身の
生活費を超えているのであれば、
経済的自立を達成
です。
※上限3.5%であって、それより少なければ少ないだけ良いという考え方です。
しかし、株式投資は経済状況により影響を受けてしまいます。
リーマンショック、コロナショックの際は株価が大きく下落しており、資家達の資産も大きく減少してしまっています。
短期的にみれば、確かに資産は減少してしまっていますが、年単位の長期目線で考えればアメリカの経済市場は右肩上がりに成長しています。
たとえ暴落が起きてしまったとしても、これまでの歴史上での1回の暴落の平均期間は11か月と言われています。
つまり暴落が起きても経済は必ず回復しますし、
それを乗り越えてこれまでの成長を得てきた
ということです。
このようなことを踏まえて、将来的に「定率での3.5%ルール」での生活を考えるならば
①自分のポートフォリオの想定リターンより小さい%を取り崩すようにする
②インフレが起こる場合もあるので、インフレ率を想定して取り崩すようにする
③暴落時の取り崩しは少なくするもしくは暴落が起こったらインデックスファンドは売却せず、現金で生活をする
④3-5年は現金で生活できるだけの貯蓄を用意しておく
このようなことに注意できるといいと思います。
引退時の総資産のから定額で3.5%ずつ取り崩す方法
アメリカのトリニティ大学での研究(1998年に発表、2021年にアップデート)で得られた結果です。
アメリカのインデックス投資50%、アメリカの「優良」債券50%ずつに投資していることが前提条件となっています。
引退時の総資産から毎年3.5%ずつ定額で取り崩しても
35年後も96%資産が残っている
こちらもエビデンスとしては上記で述べたのと同様、1年間に平均5.5%のリターンが見込めます。
ですので、長期目線で考えると試算は増えていくという考え方です。
「引退時の総資産」がベースになってきます。
「引退時の総資産」の3.5%が自分自身の生活費を上回っていれば
経済的自立は達成
景気が良ければ、3.5%定額で取り崩したところでも資産は増えていきます。
しかし景気が悪ければ3.5%定額で取り崩すと元本も減らしていってしまうことになるので注意が必要です。
このようなことを踏まえて、将来的に「定額での4%ルール」での生活を考えるならば
①引退までに総資産はなるべく多く積み立てておく
②取り崩す資産はなるべく最低限にする
③景気が良くて資産が増えているからといって、取り崩す分は増やさない(最大4%)
④暴落時の取り崩しは少なくするもしくは暴落が起こったらインデックスファンドは売却せず、現金で生活をする
⑤3-5年は現金で生活できるだけの貯蓄を用意しておく
このようなことに注意できるといいと思います。
まとめ
出口戦略における2つの3.5%ルールは理解できましたでしょうか?
今、現役で投資をしている方にとって、積み立てた資金を取り崩す思考はなかなか考えられないかもしれません。
しかし「定率」だとしても「定額」だとしても3.5%を基準に考えた時に、どれくらいの金額を積み立てなければいけないのかを何となくでも想像するのが大切です。
目標を決めることによって継続することができると僕は思います。
インデックス投資において一番やってはいけないことは、
暴落時にせっかく積み立てた資産を手放すこと
平均11か月の暴落期間、メンタル的には辛いものはあるかもしれませんが、そこでも根気よく積み立てをすれば上昇した時のパワーは凄まじいものでしょう。
投資をアクティブに現役で行っている方々は出口を考えながら継続をする
これから資産を取り崩して生活をしていく方々は枯渇しないような取り崩し方をする
自分の資産を上手に形成して、上手に守りながら楽しい生活を送っていけるといいですね!
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