一般向けのコロナウイルスワクチン接種が進んでいます。
大規模の職域接種ではモデルナ社のワクチンが使用されています。
今話題になっている
モデルナアーム
本記事ではモデルナアームに焦点を当てて、対策についてまとめたいと思います。
僕はモデルナワクチンを使用して職域接種の担当をしているため、モデルナアームについての質問を良くいただきます。
頻度的には少ないようですが、一定数症状として現れているためセルフケアをしていきましょう。
それでは、よろしくお願いします。
モデルナアームとは?
モデルナアームとはモデルナワクチン接種後、数日から1週間後くらいに上記の画像のような腫れや赤みを伴う発疹のことをいいます。
モデルナアーム発生頻度は?
モデルナ社の治験では1回目の接種後で0.8%、2回目の接種後は0.2%と報告されています。
日本では、2000人規模の自衛隊を対象にした報告では2.2%程度の人にモデルナアームが出現しているそうです。
モデルナアームの症状は?
上記したような発疹が出現します。
かゆみや痛みを伴うことが多いです。
かゆみや痛みは生じて不快ではありますが、健康には害がないと報告されています。
モデルナアーム出現時の対応は?
基本的には数日で自然に治るため、経過観察しましょう。
対応をするならば、まずは冷やすことを第一選択にしてください。
それでも症状が強い場合は市販薬での対応をしましょう。
発疹のかゆみが強い場合は、市販の抗ヒスタミン軟膏やステロイド成分が含まれた軟膏を使用してみてください。
痛みが強い場合は、カロナール成分やロキソニンの成分が含まれた市販薬を厚生労働省からも推奨されているので使用してみてください。
症状にあわせてセルフケアをすることが大切ですが、内服や軟膏を使用しても症状がひどい場合は皮膚科の受診をおすすめします。
1回目のモデルナアームが出現した時には2回目の接種は控えるべきか?
1回目のモデルナアームが出現した時には2回目の接種は控えるべきか? という質問もよく見かけます。
まずは結論から申します。
2回目の接種は問題なく受けることが可能です
モデルナアームは遅発型アレルギーであるという説が有力です。
遅発型のアレルギーは反応が皮膚に出ることが多く、生命の危機に陥ることはほとんどありません。
そのため2回目の接種も問題なく受けることが可能になっています。
日本や海外でも既にモデルナワクチンの接種を2回終了されている方も多いです。
・2回目もモデルナアームが出た方
・2回目は出なかった方
・2回目だけモデルナアームが出た方
色々なパターンが報告されていますが、いずれも冷却や内服・軟膏のセルフケアで対応が十分可能であるとされています。
まとめ
大規模の職域接種ではモデルナ社のワクチンが使用されます。
モデルナワクチンだけに限らずですが
1回目の接種では接種部位の痛み
2回目の接種では発熱
これらが出ることが多いです。
そして、モデルナワクチンではモデルナアームが出現可能性があることが特徴的です。
そのほとんどが数日で軽減しますが、辛い場合は
こんな流れでセルフケアをしてみてください。
新しいワクチンを受けるのは不安がいっぱいだと思います。
特にモデルナアームの様に目に見える症状が出てしまうと不安な気持ちが強くなってしまうと思います。
だからこそ、これからモデルナワクチンを接種される方は知識を持っていると安心です!
困ったことがあったらDM送ってきてください!できる範囲でご対応いたします。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
Twitterでも看護師の為になる情報を発信しているのでフォローをしてもらえると嬉しいです!
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