看護師国家試験まで残り2か月を切りました。模試の点数も伸びずに不安です。2か月で合格するための勉強方法が知りたいです。
こんな悩みにお答えしていきます。
- 看護師・保健師・第1種衛生管理者
- 救急看護/災害看護に特化して各種インストラクター資格保有
- 第103回国家試験合格 必修満点・一般90%
- 模試で全国1位の経験あり
- SNSフォロワー7000人超
Twitter:(@nurse_trader)
『QB●周解いた!』、『レビューブック●周読み終わった!』
こんな会話が同級生の間で広がる時期になりました。他人と自分を比べて、不安になってしまいますよね。模試の点数も不安定だったり、合格ラインまで届いていない場合は、さらに不安だと思います。
自分の学生時代を思い返せば、12月時点で僕は参考書や過去問集の進捗状況は50%程度。模試でも合格ラインにギリギリ届かない程度でした。
『間に合わない…』そう思い、勉強方法を変えてみました。その途端、学力が急上昇。1月の模試では全国1位を取ることができました。
勉強方法は人に合う、合わないがあると思いますが、その方法を見つけることが本当に重要です。
本記事では看護師国家試験の勉強を頑張っているけど、不安が強い…。そんな看護学生さんが自分のスタイルでラストスパートに取り組むためのきっかけになればと思い執筆しました。本気で今の不安な状況から抜け出したい方は、この記事を読んだ後、すぐにでも実践してみて下さいね。
当時僕は国家試験の勉強は「レビューブック」と「QB」だけを利用していましたよ。
【看護師国家試験】1月からのラストスパート!効率的な勉強法はコレ!
効率よく勉強するために以下の3つの方法全てを取り入れてみて下さい。
①既に理解した部分の復習は週1回だけにする
②実習で学んだ症例の勉強は後回しにする
③過去問や予想問題の『解き直し』を重点的に行う
大切なのは、限りある時間をどれだけ有効に使えるか?そして密度の濃い勉強ができるか?です。
そのために上で示した3つの方法がかなり役に立つので、1つずつ解説します。
①復習は週1回だけ
過去問や予想問題を解いても間違えてばっかり…。不安だから得意な問題を解いていこう。
この考え方は大切な時間をどんどん消費してしまいます。復習は週1回にしましょう。
これは限られた時間を有効に使うために大切なことです。自分の苦手な領域やまだ勉強できていない領域に取り組んでいると、なかなか思うように正解を導くことができずに、不安が大きくなっていくことでしょう。
その不安を解消するために、得意な領域の問題に何度も取り組んでしまいます。
復習は知識の定着のために、とても大切なことです。ですがその時間ばかりが増えてしまうと、全然前に進めなくなってしまいます。勉強とは苦手を克服したり、新しい知識を学ぶことです。
なので自分の苦手分野にどんどんチャレンジをしてください。週1回、得意な分野の問題を解く、復習の時間を作り、そのタイミングで不安の解消に努めてみて下さい。
②実習で学んだ症例の勉強は後回し
これも限られた時間を有効に使うための方法の1つです。
たくさん苦労して頑張った看護実習で、担当した患者さんの疾患は寝ずに勉強した方が多いと思います。関連図を書いてたくさん勉強したはずです。その領域は復習程度にとどめ、時間を割き過ぎないようにしましょう。
実習期間に悩み、苦しみ、患者さんにケアをした経験やその知識は、あなたの頭と心に深く記憶されているはずです。その記憶に自信を持って試験に向き合っていきましょう。
大切なのは試験問題と臨床での経験や知識を繋げていくことです。
実習で命と向き合ったその経験は一生忘れません。その経験・知識に自信を持って国家試験の勉強を頑張りましょう!
過去問や予想問題の『解き直し』を重点的に行う
僕はこの方法で一気に点数が伸びました。
密度を濃く、質の高い勉強をするために、最も大切な方法が『解き直し』をすることです。
過去問や予想問題を解いた後、解説を見て、採点だけをして終わっていませんか?凄くもったいないことをしています…!
看護師国家試験の問題のほとんどが4択や5択です。正解は1つですが、不正解の解説からも学べるものがたくさんあります。
どんな風に『解き直し』をしていくのか、例を挙げてみます。
左心房に流れるのは動脈血です。大動脈を通って全身へ血液が回ります。つまり左心房に血栓が存在すると、大動脈に通り、脳へ運ばれて塞栓を発症する可能性があります。
普通はここまで理解をして終わってしまうでしょう。でも…他の選択肢の解説もしっかり勉強してみます。
1.右心室:流れているのは静脈血。肺動脈を通って肺に血液を運ぶ。もし血栓があると…『肺動脈塞栓症』を起こす可能性があります。
3.腎動脈:腎臓へ血液を送る動脈。血栓があると…『腎梗塞』を起こす可能性があります。
4.上大静脈:この大静脈は右心房に入り、右心室を経由します。その後は1の解説と同じです。
5.大腿静脈:上大静脈に流れていきます。その後は4や1の解説と同じです。
どうでしょうか?これだけで答えの大動脈の流れや4つに分かれた心臓の部屋の役割だけでなく、「肺循環」や「腎臓の血管の役割」「肺動脈塞栓症とは?」といった部分まで学ぶことができます。
この例題は脳神経外科領域からの出題ですが、解説を読み、他の選択肢を学ぶことで他の領域の勉強を同時にすることができます。
つまり、1つの問題から5通りの視点での学びをすることができます。模擬試験や予想問題で、類似問題が出たとしたら、回答することができそうですよね。
この方法に切り替えた時から、勉強の効率が一気に上がり、それと共に模擬試験の点数も一気に上がりました。1月の最後の模試では全国1位の成績です。本当にオススメの勉強方法です!
まとめ:看護師国家試験に合格するためのラストスパート!勉強方法を見直してみましょう。
この記事にたどり着いた方は、残り時間が少なくなってきて焦る気持ちが強いのだと思います。ですが、まだ時間は残されています。そして効率の良い勉強方法を極めることができれば、点数を伸ばすことは可能です。
そのために学生時代に僕が点数を一気に伸ばすことができた以下の3つの方法を紹介しました。
①既に理解した部分の復習は週1回
②実習で学んだ症例の勉強は後回し
③『解き直し』を重点的に
時間の節約をしながら、生み出した時間内での勉強内容の質を上げる。
これが何よりも大切なのが最後のラストスパートです。
合格できるかな?今のままじゃヤバいんじゃ…。
あなただけじゃありません。全受験生がそう思う時期です。でも最終的には看護師国家試験は9割の人が合格をします。それはなぜか?厳しい課題や実習を乗り越えて、最後のラストスパートでも諦めなかった努力は、必ず実るから。
さぁ、まだまだ時間は残されています。この後早速、3つの方法を実践してみて下さい。
そして、もし脳神経外科領域が苦手な方は、僕のInstagramで脳神経外科看護にフォーカスを当てた発信をしています。基本から応用までまとめた勉強スライドを投稿しているので、勉強の休憩時間などに流し見で大丈夫なので、目を通してみて下さい!
全国の看護学生の皆さんが、合格をすることを祈っています!
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
Twitterでも看護師の為になる情報を発信しているのでフォローをしてもらえると嬉しいです!
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