大規模ワクチン接種会場で起こった副反応とその対応【コロナウイルス】

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~こんな方へおすすめの記事です~
✅ワクチン接種会場で起こっている副反応の現実を知りたい
✅どのような対応がなされているかを知りたい

ワクチン接種後の副作用が心配です。

コロナウイルスワクチン接種による副反応が心配で、なかなか予約に踏み切れない方もたくさんいるのではないでしょうか?

ワクチン接種会場でも同様の不安を持って、緊張しながら接種に来られる方がたくさんいらっしゃいます。

ワクチン接種会場で起こった副反応を事前に知るのは緊張するかもしれまん。

ですが逆に知りたいって方もいると思います。

知りたくない方はここから先には進まないで下さいね。

僕はとある企業の大規模の職域接種に参加してワクチン接種の担当・接種後の経過観察の担当をしています。
1日600-700人対応をする、日本でも有数の規模の職域接種です。
ワクチンはモデルナ社のものを使用しています。

そこで経験した副反応とその対応についてまとめます。

気になる方は最後まで読んでみてください。

それでは、よろしくおねがいします!

目次

大規模ワクチン接種会場で起こった副反応

7月から9月まで連日600-700人対象にモデルナワクチンを接種している、かなり大規模の職域接種ですので信頼性は高いと思います。

まずはよく見た副反応をまとめてみました。

~よく見た副反応~
・ 腕の強い痛み  
・しびれ
・ 吐き気  
・ 頭痛
・呼吸苦
・のどのイガイガ
・冷や汗
・血圧低下
・痙攣
・過呼吸

ただこの副反応、ワクチンの影響だけではないと思っています。

会場の環境、ワクチン接種による緊張、注射が嫌い・・・などたくさんの要因が混ざって起きていることが考えられています。

ではさらに深堀していきます。

モデルナワクチンの副反応

厚生労働省公式HPでアナウンスされている情報があるので引用します。

主な副反応は、注射した部分の痛み(※1)、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。
(※1)接種直後よりも接種翌日に痛みを感じる方が多いです。接種後1週間程度経ってから、痛みや腫れなどが起きることもあります。
まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。

厚生労働省公式HP

ワクチンの接種後は15分もしくは30分間座って待機する経過観察時間が設けられます。

その間で発見したい症状がショックやアナフィラキシー

初期症状が吐き気・のどのイガイガ・呼吸苦です。

緩やかに症状が現れる方がいれば、急に倒れてしまい強い呼吸苦に陥ったり、血圧が低下してしまう方がいます。

逆にそれ以外の症状のほとんどがワクチンによる副反応ではない可能性があります。

数日後に起こると言われている遅発性アレルギーのモデルナアーム
詳細はこちらの記事を読んでみてくださいね。

⇒職域接種後はモデルナアームに注意!副反応の特徴と対策【モデルナワクチン】

ワクチン以外の可能性が考えられる症状

どちらかというと、ワクチン接種会場で良く見る副反応は

ワクチン以外の要因が濃厚!

まず最初の要因はワクチン接種会場の環境

・ワクチンの品質保持のために接種会場はかなり寒い温度に設定
・ 空調設備を整えているため扇風機が回っていたりしている
・ ワクチン接種の為に肩をしっかり出せる薄着の協力

体が冷えることで頭痛四肢のしびれ痙攣の様に体が震えてしまう方もたくさんいました。

次の要因は過度の緊張

過度の緊張は過呼吸やそれに伴うしびれ・痙攣などの症状を起こしてしまう方がいました。

また注射が苦手な方が接種中や接種後に迷走神経反射といって冷や汗をかいてしまったり、血圧低下を起こして倒れてしまう症状も見られました。

症状は多岐にわたりましたが、できる対応は限られています。

次の章でその対応について説明します。

大規模ワクチン接種会場で起こった副反応への対応

では次にワクチン接種会場でこれまで説明をしたような症状が起こった際はどのような対応をしているのか説明します。

まずは一番怖いショックやアナフィラキシー

これに対しては会場内の救護室のベッドで対応をします。

抗アレルギー剤の点滴とアドレナリンの投与を行います。

呼吸苦や血圧低下を起こしてしまうことが多いので、血液中の酸素濃度の測定や血圧測定を適宜行いながら、異常に応じた治療を行います。

全身状態がある程度落ち着いたところで救急車で搬送です。

それ以外の症状については救護室の車いすやベッドで経過観察をするのみです。

時間の経過と共に落ち着くことが多い印象でした。

ちなみに担当している職域接種では1万5千人を対象にしていましたが、ショックやアナフィラキシーで薬剤を使った事例は2件しかありませんでした。

副反応が起こる可能性はありますが、ある程度の安心感を持ってもらって大丈夫です!

まとめ

大規模ワクチン接種会場で見た副反応とその対応についてまとめてみました。

~よく見た副反応~
・ 腕の強い痛み  
・しびれ
・ 吐き気  
・ 頭痛
・呼吸苦
・のどのイガイガ
・冷や汗
・血圧低下
・痙攣
・過呼吸

症状だけ見ると怖いかもしれません。

こんなに大規模の職域接種でしたが、本当に怖い副反応の発症は1万5千人の接種で2人のみ

それ以外の副反応については300人に1人くらいの割合で頭痛などを訴える方がいましたが、経過観察のみで対応できるレベルでした。

ですので、皆さん安心してワクチン接種を受けましょう!

ワクチンを接種してもコロナウイルスに感染する可能性はあります。

接種後も油断せずに感染予防対策を継続しましょう。

⇒【感染予防】コロナウイルスにはサージカルマスクが最も有効!

そしてもし発熱などの症状が見られたら、すぐに受診もしくは自宅でできるPCRキットで検査してみましょう。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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この記事を書いた人

看護師の『スキルアップ』と『QOL向上』を目指して発信しています。
資格:看護師/保健師/第1種衛生管理者
大学病院で8年間勤務。専門は脳神経外科・救急・災害看護・プレホスピタル医療。急変対応に関するインストラクター資格保有。
現在は会社の後継者として産業看護師をしながら経営の勉強中です。

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