生活習慣病について正しい知識を持っていますか?
有名なのが7大生活習慣病です。
4つの生活習慣病があり、三大疾病を引き起こす原因となります。
日本人の53%が三大疾病にてお亡くなりになっている現状です。
生活習慣病とは「不健康な生活習慣」が関係している病気のことです。
多くの日本人が患っており、とても怖い病気です。
僕は脳神経外科の看護師として、そのような患者さんをたくさん見てきました。
ほぼ全ての方が何かしらの生活習慣病を患っています。
日本の入院患者さんの1/3が生活習慣病を患っていると言われています。
脳卒中になって、今までの生活を後悔する人。
強く後遺症残ってしまい、寝たきりになってしまったり、家族と話せなくなってしまったり…。
辛い場面をたくさん見てきました。
昔は生活習慣病の早期発見と治療に重きを置かれていました。
今は生活習慣病にならないように「予防」に重きが置かれています。
本記事では、生活習慣病についての説明と予防をまとめました。
実際に僕自身が看護師として患者さんへ生活指導をしている内容も含みます。
生活習慣病というのは、患ってしまうと治すことができる病気ではありませんが予防と病状進行を遅らせることは可能な病気です。
ぜひ最後まで読んで、皆さんが少しでも健康な生活を送るための助けになると嬉しいです。
それでは、よろしくお願いします。
生活習慣病とはどのような病気?
日本生活習慣病予防協会の分類では
生活習慣病とは「健康とはいえない生活習慣」が関係している病気
と定義されています。
生活習慣病は4つの疾患とその成れの果てである三大疾患に分類されます。
四大生活習慣病
日本人の多くが患っています。気づいていないことも多いです。
発症してから長い年月を経てから病状が現れるのも特徴です。
サイレントキラーと呼ばれて症状に気付きにくく症状に気付いた時には病状がかなり進行している可能性も高い病気です。
高血圧性疾患
糖尿病
肝疾患(アルコールによるものなど)
腎疾患(糖尿病と合併していることが多いです)
三大疾患
日本人の死因の53%を占めています
・心疾患(心筋梗塞、狭心症など)
・脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)
・悪性新生物(がん)
これらの病気は普段の生活習慣が原因で病気が発症したり、進行すると考えられています。
偏った食生活や運動不足、ストレス、過剰な飲酒や喫煙など悪習慣の毎日の積み重ねによって引き起こされます。
そのため個人個人での予防が必要になってくるのです。
生活習慣病予防のために今からでもできること(一次予防)
生活習慣の改善に尽きます!
でも具体的にどのようなことをすればよいか、わからないですよね。
大きく分けて5つの生活習慣の改善が大切です。
【重要】生活習慣改善のための5つのポイント
①定期的な運動:30分以上の有酸素運動など
②食生活の改善:特に塩分。1日あたり男性8g、女性7g以下。
③禁煙
④アルコールを減らす:1日アルコール20g以下。
⑤十分な睡眠:1日6-8時間の睡眠。
これは僕が脳卒中になった患者さんへ必ず説明することです。
冒頭でも説明した通り、脳卒中は3大疾患の1つで生活習慣病の成れの果ての疾患です。
脳卒中を発症するバックグラウンドには必ず生活習慣病が存在します。
生活習慣病は治すことはできません。
ですが、皆さんの生活習慣の改善次第では予防と進行を遅らせることは可能です。
そこで、この5つのポイントを徹底的に見直し、改善することが必要です。
⇒運動についての記事(Coming soon…)
⇒食生活についての記事(Coming soon…)
⇒【有料級】患者さんだけに指導している禁煙と正しい飲酒を無料公開
⇒【睡眠改善】アメリカ式!入眠を早くするための3つの方法
生活習慣病の早期発見と治療のためにできること
(二次予防)
冒頭でも説明したとおり、生活習慣病は
サイレントキラーと呼ばれていて、とても恐ろしい病気
症状が出た時にはかなり病気が進行していることが良くある話です。
そのため、大切なのは
早期発見と適切な治療を継続すること
そのために意識したい6つのポイントを説明します。
【重要】早期発見と治療のための6つのポイント
①健康診断は毎年受ける
②血圧や血糖などで指摘を受けたら必ず受診して放置しない
③家族の中に脳卒中や心疾患になってしまった方がいるのであれば、今現在、異常がなくても人間ドックや脳ドックを早めに受ける
④万が一、診断されてしまい薬を出されたら自己中断せずに必ず内服する
⑤一次予防も継続する
⑥メディアの間違った情報に騙されない
特に⑥についてなのですが、新聞やテレビで日々民間療法が特集されます。
例えば「玉ねぎを食べると血圧が下がる」「糖尿病薬は飲むな」など。
確かに一部正しいのかもしれませんが、ほとんど間違っています。
病院でも「新聞で~、テレビで~」と言っている患者さんがたくさんいますが、誰が言っているかわからない知識としっかり医学を学んできた者の意見どちらが皆さんにとって大切ですか?
不特定多数に向けた意見と皆さんの体のことを知った上で、皆さんのための適切な治療方針を考えてくれている者の意見
どちらに価値がありますか?
まとめ
生活習慣病の恐ろしさと、どのようにポイントを絞って生活習慣を変えていかなければならないのか、知っていただけましたでしょうか?
生活習慣病にならないための一次予防
生活習慣になってしまってからの二次予防
これが大切です。
特に一次予防に関しては、生活習慣病になってしまってからも必ず続けてほしいです。
「生活習慣病予防シリーズ」として記事を執筆していきますので、ぜひ今後も読んでみて下さい。
⇒運動についての記事(Coming soon…)
⇒食生活についての記事(Coming soon…)
⇒【有料級】患者さんだけに指導している禁煙と正しい飲酒を無料公開
⇒【睡眠改善】アメリカ式!入眠を早くするための3つの方法
僕が病院で最前線で実際に患者さんの皆さんへ説明している内容ですので
必ず有益なものになると思います!
病気になってから後悔しても遅いのが生活習慣病の怖いところです。
特に脳卒中になってしまい、後遺症が残ってしまうと生活への制限がかかってしまったり、お金がかかってしまったり、とても大変な生活になってしまう方をたくさん見ています。
皆さん、体をご自愛ください。
一人でも患者さんが減りますように。僕は心からそう願っています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました
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