【有料級】患者さんだけに指導している禁煙と正しい飲酒を無料公開

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~こんな方へおすすめの記事です~
①生活習慣を改善したい
②禁煙のコツを知りたい
③お酒の適量を知りたい

なぜ、禁煙をすることやアルコールの量を減らすことが推奨されているかご存知ですか?

・喫煙は肺がんのリスクだけでなく、血管の病気を起こす大きな原因になります。
・アルコールは肝臓疾患になったり、喫煙と同様に血管の病気を起こす大きな原因になります。

僕は脳神経外科の看護師として、たくさんの生活習慣病の患者さんと向き合ってきました。

生活習慣病が悪化していくと心臓の病気や脳卒中になってしまいます。

命を失う可能性が高い病気です。

生活習慣病は、治すことはできませんが、症状の進行を抑えることはできます。

しかし、

生活習慣改善は容易ではない!!

病気になって初めて生活習慣病と向き合うことができる方もたくさんいます。

でもそれでは遅いのです・・・。

本記事では

  1. 喫煙と飲酒がどのような病気を引き起こしてしまうのか
  2. 具体的にどのような行動をしたらよいのか

を看護師目線で解説します。

実際に病院で患者さん達にも説明している内容

とはいえ、生活習慣改善は簡単ではない。でも知らないよりも知っている方が良いと思います。

何かひとつでも皆さんに響くものがあれば嬉しいです。

それでは、よろしくお願いします!

目次

生活習慣病とは?

生活習慣病とはかなり大きな定義になります。

ですので、まずは生活習慣病についてまとめた記事をご覧ください。

⇒【生活習慣改善】生活習慣病ってどのような病気?予防方法は?

喫煙による生活習慣病は高血圧・動脈硬化・各種がん・・・などです。

アルコールの多量摂取による生活習慣病は高血圧・糖尿病・脂質異常症・不整脈・動脈硬化・肝機能障害など…です。

最終的には三大疾病である

脳卒中、がん、心臓疾患

になってしまう可能性がかなり大きいのが特徴。

脳神経外科では必ず、喫煙歴と飲酒歴を確認しています。それくらい大切な指標です。

生活習慣病予防には禁煙が大切!

タバコにはニコチン、タール、一酸化炭素をメインとした有害物質が含まれます。

この有害物質には

  • 発がん性
  • 血管の病気になりやすくさせてしまう

このような成分が含まれているのです。

禁煙を

「30歳までにすれば寿命が約 10 年長くなる」
「50 歳では寿命が 6 年長くなる」
「60 歳では寿命が 3 年長くなる」

と言われています。

禁煙を始めるのに遅すぎるということは無い

のです。

禁煙のよる健康への効果

禁煙による健康への効果は速やかに現れます

禁煙開始から

24時間で心臓発作リスクの低下します。
1ヵ月で呼吸器症状が改善します。
1年経つと肺機能が改善します。
2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが30%減少します。
5年後には肺がんのリスクが低下します。

そして10~15年経てば、様々な病気にかかる危険性が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。

なぜ、禁煙にうまくいかない人が多いのか?

禁煙、上手くいかないんだよ。

こんな方、たくさんいらっしゃいますよね。

ニコチンには依存性があることが原因です。

ニコチンの依存性は違法薬物よりも強いと言われています。

ニコチンからの離脱症状は3日目くらいから始まり、約3週間続くと言われています。

ニコチンから離脱できた時に初めて上記で記載した禁煙の効果が体に現れてきます

電子タバコが流行っていますが、これにもニコチンが含まれています。

ですので、

電子タバコに切り替えることは
禁煙ではありません

ニコチン自体を断ち切りましょう

【重要】自分の喫煙指数を計算してみましょう

喫煙指数(ブリングマン指数)というものがあります。

喫煙指数=1日の喫煙本数×喫煙年数

喫煙指数が
400以上で肺がんのリスク上昇
700以上では慢性的な呼吸疾患のみならず咽頭がんや肺がんのリスクが数十倍上昇

喫煙しないことが一番良いことですが、

この指数を計算してみて400以上の方はすぐに禁煙を始めましょう!

禁煙の方法は?

禁煙の方法教えてよ!!

禁煙に一番大切なことは皆さんの

「辞めたい!」と思う強い意志

です。

僕たちは、アドバイスをすることは可能です。

ですが、実践するのは皆さん。

僕は入院患者さんに禁煙指導をする前に必ずそのことを伝えます。

その上で、このような指導をします。

①マイルールを決めてニコチン量を徐々に減らす
②禁煙外来に通院する
③ニコチンカットのパイプやリラックスパイポを使用する
④ガムを噛む
⑤タバコを吸いたくなった時に行うルーチンを作る
⑥禁煙に成功した方の成功体験を聞く

僕自身はタバコを吸わないので、禁煙の辛さがわかりません。

禁煙のお話をするときにも、理想論しか伝えられてないのは重々承知です。

ですが、皆さんのことを思っての指導なので、それだけは分かってほしいものです・・・。

禁煙にピッタリのグッズ

インターネットで禁煙にピッタリのグッズを見つけてみました。

禁煙にお困りの方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか??

ニコチンカットパイプ

禁煙に失敗しても全額返金してもらえるキャンペーンがありました。

ノーリスクでチャレンジする価値があると思います!

リラックスパイポ

煙を楽しむタイプの商品です。

色々なフレーバーがありましたので、ぜひ見てみてください。

生活習慣病予防には“適切”なアルコール量がある!

「酒は百薬の長」

という言葉があるように、適量のアルコールは体に良いとされています。

アルコールの「適量」ご存知でしょうか??

アルコールは実は適量であれば体に良い影響がある!

アルコールには

  • 血流をよくする
  • 体を温める
  • 体の代謝を良くする

などの作用があります。

血流を良くすることで、脳卒中や心臓疾患の予防にもなり、

海外の文献では

「適量の飲酒は脳卒中や心臓疾患での死亡率を減少させる」

というデータが発表されているくらいです。

それだけでなく、

  • ワインやウイスキーの香り→リラックス
  • ビールのホップの香り→気分を落ち着かせる

このように、アロマ効果も期待することができるのが

アルコールの良い側面です。

飲みすぎは生活習慣病のハイリスク!

逆にアルコールの摂取のし過ぎには

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 肝臓機能低下

があります。

飲酒をすると味付けの濃い食べ物が食べたくなりますよね?

アルコール副作用的な影響で、

  • さらに高血圧
  • 糖尿病
  • 高脂血症
  • 痛風

などの症状を引き起こしてしまいます。

それだけでなく、アルコールにも依存性があり、病院での治療も必要になります。

中には家庭内暴力を起こす方などもいます。

生活習慣だけでなく、社会的な面でもアルコールには注意が必要です。

また、アルコールの過剰摂取は認知症になりやすいこともわかっているので、

アルコールは適量にしましょう。

【必見】アルコールの“適量”とは?

アルコールの適量なんてわからないよ!

という方が大半でしょう。

アルコールをグラムに換算した時に
純アルコール量「20g」
が適量と言われています

わかりやすく表にしてみました。

種類濃度単位純アルコール量
ビール5%大瓶633ml26g
  ロング缶・中瓶500ml20g
  350ml14g
日本酒15%1合180ml22g
ウイスキー43%シングル30ml10g
  ダブル60ml21g
焼酎35%1合180ml50g
酎ハイ7%コップ1杯200ml11g
ワイン12%グラス1杯120ml12g
<表1:アルコールの種類と純アルコール量>

他にもお酒の種類はたくさんあるので、気になる方はインターネットで調べてみてくださいね。

まとめ

生活習慣病予防において、

①禁煙が大切
②“適切”なアルコール量がある

ということをご理解いただけましたか?

生活習慣病はサイレントキラーといって、症状が出てくるまで病気に気が付かないことが多いです。また、症状が出てきたときには病気がかなり進行している場合も多々あります。

例えば生活習慣病の1つの糖尿病。

なってしまうと、食生活をはじめ様々な生活スタイルを変えなければいけません。

しかし、多くの人が行動を変容することに抵抗感があり、悩み、その隙に病気がどんどん進行しています。

生活習慣病の成れの果ては、血管関連の疾患。

具体的には脳卒中、心臓疾患…など、死に至る病気がたくさんあります。

大切なことは「やるか、やらないか」

ではなくて

「やるか、すぐやるか」

です。

生活習慣病になってしまう前に、症状が出てしまう前に、

これを読んだ皆さんには生活習慣の改善に取り組んでもらいたいなと思っています。

生活習慣の改善に向けた取り組みをまとめた記事をこれからも出していきます。

興味のある皆さんは、これからもぜひ読んで見てくださいね。

そして、生活習慣を改善するためには良質な睡眠も大切です。

睡眠関係に関してはこちらの記事を読んでみてくださいね。

⇒【看護師が教える】眠れない方、睡眠の質を上げるケアを紹介します!

⇒【睡眠改善】アメリカ式!入眠を早くするための3つの方法

また、本気で生活習慣改善に取り組みたいけど困っている方はTwitterのDMから連絡ください。できる範囲で相談に乗らせてもらいます!

最後まで読んでいただき
ありがとうございました

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この記事を書いた人

看護師の『スキルアップ』と『QOL向上』を目指して発信しています。
資格:看護師/保健師/第1種衛生管理者
大学病院で8年間勤務。専門は脳神経外科・救急・災害看護・プレホスピタル医療。急変対応に関するインストラクター資格保有。
現在は会社の後継者として産業看護師をしながら経営の勉強中です。

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